はじめに
Ansible の yum モジュールでパッケージを指定したとき、通常ですとインストールがすでにされているか否かを気にする必要はなく、冪等性の担保も意識する必要がございません。
これと同じ気持ちで remi-release-7.rpm を yum モジュールでインストールしましたところ、2 回目のインストールで失敗してしまいました><。
TASK [php-fpm : Install remi-release-7] **************************************** fatal: [default]: FAILED! => {"changed": true, "failed": true, "msg": "エラー: 何もしません\n", "rc": 1, "results": ["読み込んだプラグイン:fastestmirror\n/var/tmp/yum-root-YOhnx0/remi-release-7.rpm を調べています: remi-release-7.3-1.el7.remi.noarch\n/var/tmp/yum-root-YOhnx0/remi-release-7.rpm: インストールされたパッケージを更新しません。\n"]} to retry, use: --limit @/vagrant/ansible/site.retry
したがいまして、remi-release-7.rpm がインストールされているかどうかを評価する記述を追加しなければなりません!
今回は、その記録をノートいたします。
ポイント
- stat を使用してインストールされるファイルの状態を取得する処理を入れ、結果を register を使って変数に代入する。
- 変数.stat.exits を評価することでファイルの存在をチェックする。
- デバッグ出力で内容を確認するために、debug を使用する。