やることまとめ
- Pleiades All in One PHP と XAMPP を使えるようにする。
- Pleiades All in One からコーディングとデバッグを行えるようにする。
入れるもの
では実際にやっていきます。
★1.ダウンロード
上記のサイトからPleiades All in One PHP (JRE あり)のディストリビューションをダウンロードします。300MB 以上ある、元気いっぱいな大きな子です!、気長に待ちましょう。。。といいますか、意外なことに2、3分でダウンロード完了しました。
★2.解凍
pleiades-e3.7-php-jre_20120225.zip をドライブ直下に解凍します。今回はC ドライブ直下に解凍しました。
本家サイトで指摘されている通り、MAX_PATH (最大パスを示す Windows 定数 = 260 文字) を超えると適切に解凍されず、最悪起動できなくなったり動作がおかしくなったりするためです。 MAX_PATHには解凍先のパスも含むため、ドライブ直下に解凍することでパスが260文字を超えることを回避します。
また、サイトでは Lhaplus の使用はしないようにと警告がありましたが、無視して Lhaplus を使用して解凍しました。 正常に解凍できたかチェックできないというのが使用を控える理由だったためです。ドライブ直下に解凍でNGならばどこに解凍しても NG となるなはずなので MAX_PATH チェックを気にする必要はない、と考えたためです。 Windows 7 ではないし、 WinRAR はシェアウェアでお金かけたくない、というのもありました。
★3.配置場所
解凍したフォルダをリネームしました。配置場所もC ドライブ直下のままとします。 C:\Program Files にしようかとも思ったのですが、これですとパスに半角スペースが入ってしまい、もしかしたら挙動がおかしくなる可能性があるため、念を入れて止めました。
結論として、Pleiades All in One PHP の配置場所は C:\pleiadesとなりました。
★4. XAMPP (Pleiades 付属)起動
本家ダウンロードページの各パッケージの内容の Pleiades All in One PHP の欄に
・XAMPP を使用する場合は最初に xampp/setup-xampp.bat を実行してください。色々オプションが聞かれますが、通常はデフォルトで OK です。
とあるので C:\pleiades\xampp の setup_xampp.bat を実行します。引用元とファイル名が微妙に異なりますが、間違いないでしょう。
コマンドプロンプトが起動し、「続行するには何かキーを押してください . . .」と言われるので矢印など適当にタイプします。するとプロンプト画面が閉じます。これで完了のようです。
ようやく XAMPP を起動します。同じフォルダにある、xampp-control.exe を実行し、コントロールパネル XAMPP Control Panel を立ち上げます。
開発時は必ず起動することになるので、デスクトップにショートカットを作るなど、しておくといいと思います。わたくしはそうしています。
Apache、MySql の Start をクリックし、 Running となることを確認します。
これとほぼ同時のタイミングで初回時は「Windows セキュリティの重要な警告」が表示され、Apache HTTP Server をブロックし続けるかたずねられるので、「ブロックを解除する」をクリックして以後実行できるようにします。もう一枚、同様の警告が mysqld に対して表示されますがこちらも「ブロックを解除する」をクリックします。
★5. XAMPP の起動を確認
http://localhost/ にアクセスします。もしくは、XAMPP Control Panel のAdmin… をクリックでも OK です。これで XAMPP のページが表示されたら成功です。 「日本語」クリックし、ジャンプしたページで以下のメッセージが出ることを確認します。
XAMPP Windows版へようこそ!
おめでとうございます:
システム上にXAMPPが正しくインストールされました!
つぎに MySQL を確認します。こちらも、http://localhost/phpmyadmin/ と URL にアクセスするか、これまたもしくは、XAMPP Control Panel のAdmin… をクリックでも OK です。結果として、phpMyAdmin に移動できれば OK です。
先程の XAMPP で「日本語」を選択していれば、このときの表示も日本語になりますので便利です。
これで、ローカル環境でウェブサーバの Apache とデータベースの MySQL が使えるようになりました。
★6. Pleiades 起動・サンプルの作成・動作の確認。
Eclipse を起動し、テスト用のプロジェクト、ソースを作成し、Web アプリケーションとしてブラウザで確認したいと思います。
・1.PLEIADES 起動
C:\pleiades\eclipse の eclipse.exe をダブルクリックして起動します。ショートカットなどを作っておくと、便利です。 途中で、ウィンドウが出てきてワークスペースを訪ねられますが、「../xampp/htdocs」のまま変更せずに「OK」とします。
また、本家サイトのダウンロードページなどに
Pleiades を更新したり、他のプラグインを追加・更新した場合は必ず起動オプションに -clean を指定して起動してください。 Windows の場合は同梱している “eclipse.exe -clean.cmd” で -clean 起動できます。
とあります。クリーン起動と、呼びましょう。一旦終了して、 eclipse.exe -clean.cmd でも起動できることを確認しておきます。
・2. PLEIADES でテスト用のプロジェクトを作成します。
PHP 新規プロジェクトを作成します。ファイル > 新規(ALT + Shift + N) > PHP プロジェクト、で表示されるウィンドウに下表の内容を入力して、完了をクリックします。
No | 項目 | 入力内容 |
1 | プロジェクト名 | test |
2 | 内容 | ワークスペース内に新規プロジェクトを作成 |
3 | PHP バージョン | デフォルト PHP 設定を使用 |
4 | プロジェクト・レイアウト | プロジェクトをソース・フォルダーとして使用 |
5 | JavaScript サポート | チェックなし |
・3.テスト用の PHP ファイルを作成します。
test プロジェクトアイコンを選択して、ファイル > 新規(ALT + Shift + N) > PHP ファイル、をクリックします。
新規 PHP ファイルの作成、ソース・フォルダーを確認し、ファイル名を入力します。index.php としました。
PHP テンプレートの選択をします。これによりある程度のコーディングが予め自動的に行われます。単純 PHP ファイルを選択しました。
ソースにコーディングをしていきます。確認したいだけなので、簡単に次のようにしました。
<?php $a = 'Hello eclise<br>'; echo $a; $b = 'Hello Pleiades All in One 日本語ディストリビューション<br>'; echo $b; phpinfo(); ?>
・4.Eclipse から実行します。
これで準備完了です。動くかどうか、実際に試していきます。index.php を選択して、右クリック、実行 > PHP Web アプリケーション、を選択します。
初回起動時は、 Run PHP Web Application のウィンドウがでますが、狙い通りの URL になっているかどうか、確認します。http://localhost/test/index.php となっているのを確認し、OK をクリックします。
下部に内部 Web ブラウザーが起動し、結果が表示されます。問題なさそうです。ただし、・・・文字化けていますね。これに対処すれば、実行は完了ですね。
・番外。内部 Web ブラウザーの文字コード変更
内部 Web ブラウザー上で、右クリック、エンコードで UTF-8 を選択します。パッと見で見つからなければ、「その他」にあるはずです。
★7.デバッグをできるようにして、動作を確認します。
・1.設定ファイルのデバッグ部分を編集して設定を読み込みます。
C:\pleiades\xampp\php\php.ini の末尾に次の Xdebug 設定を追加します。追加した場所より上に同じ設定項目があったりしますけど、試したところ最後の設定内容が有効になるようなので末尾に追加すればよさそうです。
xdebug.remote_enable = 1 xdebug.remote_handler = "dbgp" xdebug.remote_host = "localhost" xdebug.remote_port = 9000 xdebug.remote_log = "C:\pleiades\xampp\php\logs\xdebug.log" xdebug.collect_params = 1 xdebug.dump.GET = "" xdebug.dump.POST = "" xdebug.profiler_enable = 1 xdebug.profiler_output_dir = "C:\pleiades\xampp\tmp"
ちなみに、もし、設定がうまくいってないと、phpinfo() で表示される Xdebug 設定部分が有効となっていたとしても、Eclipse ではブレークポイントで実行がストップしてくれなかったり、変数の内容が見れなかったりと不便です。
php.ini への編集を有効にするために、XAMPP Control Panel の Apache を再起動します。Stop の後、Start をクリックします。
・2.デバッグをやってみます。
行番号の左側でダブルクリックし、丸印「●」をつけます。
index.php を選択して、右クリック、デバッグ > PHP Web アプリケーション、を選択します。
初回起動時は、パースペクティブ切り替えの確認のウィンドウがでます。毎回自動で切り替えたいので、「常にこの設定を使用する」にチェックを打って、「はい」。
画面のようになれば成功です。ソースの部分で緑色の背景ラインは、「現在この行を実行するところです!」ということを示しています。また、右上の変数のブロックでは、変数に何が入っているかを確認できます。これがバグの原因を探るのに、絶大な効果を発揮するんですよ♪
★以上!以上!!!お疲れさまでした。おわりに。
ここまでで、ウェブサーバの Apache 、データベースサーバーの MySQL のセットアップが完了しました。これでいわゆる LAMP 環境が整ったことになります。・・・Linux ではないので正確には WAMP でしょうかね?
さて、次はどうしましょうか。WordPress を入れてみましょうか!あとはEC-CUBE もよいですね。開発環境ということで、URL は気にせず簡単にパッとインストールすることを重視していきたいです。
あとは、MySQL が簡単に扱えるようになる phpMyAdmin の便利な使い方とか、Xdebug についてもう少し勉強してみるとか、したいです。特に Xdebug の設定を使いこなせるようなったら、ものすごく開発効率がアップしそうな気がして、わくわくします♪
「Apach 、MySAQL 、PHP を Windows 環境でも開発できるように簡☆単さを重視して Eclipse の Pleiades All in One PHP をインストールします。」への11件の返信
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[…] 1.ダウンロードするのはpreiadesのAll in oneだけでよい。(ultimateにした) Javaさえいらない。 たぶん、PHPのみならず、JavaもAndroidの開発もいけるんじゃないか。 これはまた後で。 2.ファイルの解凍は、WinRARがいい。Lhaplusでは解凍もできなかった。 3.PreiadesにはXAMPPも入っている。 preiadesのxamppフォルダのsetup_xampp.batを実行する 次に、XAMPPの設定も普通にする。 ・コントロールからApacheなど起動。 ・Webから、XAMPPの設定を行う。 4.Apacheが起動しないときは、80番ポートが使われていることがある。 5.Ecripseを起動したら、ファイルから新規・プロジェクトを選んでプロジェクトを作成する。 EGitはGitがインストールされている場所を検出できませんでした」というダイアログが出る。 ソースコード管理はしないので、無視する。 環境変数HOMEが設定されていませんと出る。無視する。 こちらが参考になりました。 […]
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