VPSを契約してウェブサーバの設定も一通りしたし、ブログでも入れようかな。。。というときの手順です。コマンドだけでインストールします。コマンドでもやることはFTPのときと同じです。
- ダウンロードして配置し、
- 設定ファイルをいじり、
- データベースを作ってから、
- ウェブブラウザからアクセスしてブログ管理者ユーザを設定して完了!
たったの4ステップ♪ねっ、できそうでしょう?
前提条件
- FTPは使いませんが、SSHは使います。
- DocumentRootにインストールするものとします。もちろん設定済みで、今回は仮に /var/www/html/documentroot がDocumentRootとします。
- ドメインも設定済みとします。つまり、http://ドメイン.com/にアクセスしたら/var/www/html/documentroot/index.htmlを返すみたいな設定がすんでいるとします。
実際にやってみます
ダウンロード・解凍・配置
ダウンロードします。解凍します。ダウンロードしたzipファイルは不要なので削除します。
wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.zip unzip latest-ja.zip rm latest-ja.zip
DocumentRoot が設定済みなので、そこにWordPressを配置します。そして、所有者をウェブサーバに設定されているユーザ・グループであるApcheに合わせます。
rm -rf /var/www/html/documentroot/ mv ~/wordpress/ /var/www/html/documentroot/ chown -R apache:apache /var/www/html/documentroot/
wp-config.phpの編集
すでにあるwp-config-sample.phpをコピーしてwp-config.phpをつくり、WordPressの設定ファイルを編集します。
cp /var/www/html/documentroot/wp-config-sample.php /var/www/html/documentroot/wp-config.php vim /var/www/html/documentroot/wp-config.php
// ** MySQL 設定 - こちらの情報はホスティング先から入手してください。 ** // /** WordPress のためのデータベース名 */ define('DB_NAME', 'wordpressdatabase'); /** MySQL データベースのユーザー名 */ define('DB_USER', 'wordpressdatabaseuser'); /** MySQL データベースのパスワード */ define('DB_PASSWORD', 'wordpressdatabasepassword');
50~57行目の認証用ユニークキーを設定します。具体的には、設定ファイルに載っているURLのhttps://api.wordpress.org/secret-key/1.1/salt/にアクセスすると50~57行目までの情報が自動生成されるので、入れ替えてください。たとえばこんな感じです。
define('AUTH_KEY', 'put your unique phrase here'); define('SECURE_AUTH_KEY', 'put your unique phrase here'); define('LOGGED_IN_KEY', 'put your unique phrase here'); define('NONCE_KEY', 'put your unique phrase here'); define('AUTH_SALT', 'put your unique phrase here'); define('SECURE_AUTH_SALT', 'put your unique phrase here'); define('LOGGED_IN_SALT', 'put your unique phrase here'); define('NONCE_SALT', 'put your unique phrase here');
↓
define('AUTH_KEY', 'rzv8q`tnork}~3{;2x=jm*y#-C#EJ,uUau|apbncm>jk$W5&b9p|1R=G0Ul*E!fi'); define('SECURE_AUTH_KEY', 'xC/&2vyFpIl.d<qYg%Kzz3LjckV&/. ]eh<<hc.v*D!9eZ`uFgaB+2i|^@H|-V|g'); define('LOGGED_IN_KEY', '^6ZrCRiNhdF+w4XwNgs={<Cx6iNH|P;y*38Y0,PCQ(&_oe>pJQx3ha&}uJXE+?h0'); define('NONCE_KEY', 'WiHb? -enQ~^c,fd|k{&!c&|+2<<2psM$Y*j/q$T&M5KKCZ5>fa:$Sj/E^a!DS@='); define('AUTH_SALT', 'ZZ)hgKa6KU/lbkn|[I|zWrO#*goO(x&1u/K)|Zf7 2rZ8.x|f_Qx*2-y^ewcsk`='); define('SECURE_AUTH_SALT', '-^$gQDD+1VC%aO`6|h0hH2Bltc( uZDjgS.k pkI=<F~,W,r9t~Q1rv !TGz+vZK'); define('LOGGED_IN_SALT', 'W/x12]P%E2~4-S)ireurp,-|pW(y-Ho3x*6MLDB(lWsi`J,^y:P@?QO@=/x8Y0H0'); define('NONCE_SALT', '7= E2Bx!~0h{Puo:ZLb.ROthF(gtb1d9-Cm3z#,Ai*59D;+@J#?/-8o0b`3I5Z-x');
ほかのアプリを入れる可能性も考慮して、一応接頭辞を設定します。ほかのアプリを入れるときはおなじデータベースではなくて、私はきっと新しく作っちゃうと思いますけどね。
$table_prefix = 'wpprefix_';
これもやらなくてよいのですが、初期のままだとリビジョンが無限に設定されるので、3つまでと制限しました。また、投稿執筆中に自動的に保存するまでの時間を300秒に設定しました。
/** リビジョン数を設定 */ define('WP_POST_REVISIONS', 3); /** 自動保存間隔(秒)を設定 */ define('AUTOSAVE_INTERVAL', 300); /* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */
DB、ユーザ、パスワードの作成・設定
MySQLにログインします。
mysql -u root -p databaserootpassword
ユーザを作成してそのパスワードを設定し、データベース(まだ作ってないけど大丈夫)に対して好きにいじれる権限を与えます。一行で指定できるので便利です。一旦コミットして、データベースを文字コードをutf-8に指定して作成します。そして最後にじゃあの。
GRANT ALL PRIVILEGES ON wordpressdatabase.* TO wordpressdatabaseuser@localhost IDENTIFIED BY 'wordpressdatabasepassword'; FLUSH PRIVILEGES; CREATE DATABASE wordpressdatabase CHARACTER SET utf8; exit
ブラウザからインストール・ブログ管理者ユーザ作成
http://ドメイン.com/wp-admin/install.phpにアクセスします。ユーザー名、そのパスワード、メールアドレスを設定します。次のは例です。
ユーザー名 wordpresswebadmin パスワード wordpresswebpassword メールアドレス wordpresswebadmin@example.jp
ログインしてみましょう!できましたか?これにて完了です!!!
管理画面でこれだけはやっておく最低限の設定
- ユーザー名を表示しない。代わりにニックネームを表示する。
ユーザー > 管理者の編集をクリック
ニックネーム(必須)を変更する。
ウェブサイトを設定する。
プロフィールを更新、をクリックする。 - ブログに管理画面へのリンクを表示しない。個人用なので。
外観 > ウィジェット
メインサイドバーからメタ情報をドラッグして使用停止中のウィジェットに移動して外す。 - パーマリンクの設定を最初に行う。投稿後の投稿URL変更は被リンクが切れるので、最初に忘れないように統一する。
設定 > パーマリンク設定
日付と投稿名を選択し、変更を保存をクリックする。
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