長期間使わなくなる万年筆の、仕舞う前に行っているお手入れ手順♪
一番の目的は、インクをすっかり抜いてしまうことです。万年筆に少しでも残っていますと、詰まりの原因となると伺いました。そこで、次のようにしてインクを抜きました。
- 首軸、コンバーター、軸、キャップと全てバラした万年筆を水を張ったトレイに 2 〜 3 時間入れておく。
- 首軸の部分にコンバーターを装着し、ネジをひねってトレイの水を吸い上げ、そして吐き出す。これをインクの色がなくなるまで繰り返す。
- 布巾で軽く水気をとり、室内でしっかりと乾燥させる。
- 元の通りに組み上げて、ペンケースに入れて保存する
注意点として、水に充分つけてからコンバーターを装着して水の出し入れをするときに、ネジを回しきらないようにします。
ネジはコンバーターの真ん中にセットして少しひねっては吸って、少しひねっては吐くを繰り返します。
そうしてサイクルを素早く何回もこなしたほうがきれいになると思いますし、ネジがどちらかの端に到達してからさらにひねってしまってコンバーターを痛めてしまうこともありません。