帝王切開で出産された札幌の方のお話を聞くことができました。今回はその中でも赤ちゃんが生まれてきた当日の話です♪とてもわくわくどきどきしながら聞かせていただきましたの。
帝王切開の手術中の詳細は聞きませんでしたけれども、こんな一日だった、と全体を伺いましたので雰囲気が伝わればと存じます。
なお、夫の方も前日夜から付き添いで病室に泊まったそうですの。夫婦お二人で出産に臨まれたのですね♪
起床してから診察を受ける前まで
05:45 起床し、逆子体操。頭が下ですよ〜。最後まで普通分娩を諦めずに逆子が直る可能性を少しでも上げるために。
06:15 朝ごはん。水。前日夜から絶食、手術当日は 06:45 から水も飲んではダメ。
06:45 NST(ノンストレステスト)。赤ちゃんの心音が聞こえる。
07:25 NST取り外し。臍帯血バンク同意書提出。
07:30 歯磨き。
手術前の診察
07:34 別室に移動しエコーで胎児の姿勢を確認。逆子のままだった。2563 g くらいのようだが、誤差はあるとのこと。エコー写真をもらったが、なんだかよくわからない。地面に立った時にお腹を、地面と平行に輪切りにして下から見た様子で、右の黒い部分が胃、真中の黒い部分がヘソにつながる静脈だそうだけれども、見てみてもなにがよいのかよくわからなかった。。。医学的には大事なのだろう、多分。。。
担当医、は希望できると聞いて提示された2名のドクターから選んだ。緊急手術が入らなければ今日1件目の手術となる。09:30くらいに点滴しにくるとのこと。
08:35 入院部屋に戻る。夫が入院診療計画書を読む。
「#2手術後に合併症が起こる可能性があります。③手術の準備を確実に行います。」のところに「ストッキングの着用」とあった。なんだろう?これはストッキングを履いて圧力をかけることでエコノミー症候群を抑えることが目的なのだそうだ。
出生届について調べるも、今、そして今日できることはないと判明。届け出には母子手帳が必要だが、病院に預けている。
- 出生届:印鑑、母子健康手帳、出生証明書(病院が作成。医師か助産師が記入)。
- 出産連絡票:母子健康手帳
参考 → 出生届・出産連絡票/札幌市
なので、今日は妻に寄り添うことにする。
診察が終わってから手術の前まで
08:45 病室で点滴を入れた。右利きなので、左腕に。カロリーはあまりない、電解質が主のもの。水分補給が目的。左の血管細かったので右を調べたが、右も細い。結局左の手首に近いところに。
だがしかし、失敗。痛い><。刺したところをテープで押さえた。再チャレンジする前に、ストッキング履かせてもらった。
指輪、コンタクト付けていないことを確認。あと、入れ歯も付けていないことを確認。聞かなきゃいけないので、とのこと。
点滴、左手でもう一度血管を調べた。上の方は太い血管あるんですけどね〜。でも上の方はよくないらしい。右も調べたが、左でもう一度刺してみる。
入った!点滴とつないだ。刺したところ以外に痛いところはないか?ない。テープで針が抜けないように固定。
術後は病室とは別の場所、リカバリールームで体を休めるため、体温計、歯ブラシ、ナプキン(お産セット)の用意を用意しておいてくださいね。
点滴した左手が少し痺れる。左手触ると手袋一枚履いたような感触。もししびれが続くようならスタッフに言うこと。
09:05 お産セットがあることを確認した。
09:10 スタッフに連れられ部屋移動。付き添いの人、つまり夫が手術中に待機する場所を案内される。
09:15 リカバリールームに到着。産後すぐに使うオサンパッドだけお産セットから出してベッドにセット。
09:20 執刀医挨拶。質疑応答。何針くらい縫うの?横に12cmくらいの傷になる。1ヶ月くらいで溶ける糸で細かく縫う。昔は何針縫うという表現をよく使っていたけれど、技術が進んだ今は縫い方なども変わって何針縫うとは言わなくなったんだそうだ。
09:38 手術室へ。抗生剤に点滴から付け替え。眼鏡以外にピンなど金属製のものは身につけていないか確認。
09:40 手術室へ。夫は指定された場所で待機。40 〜 50 分で赤ちゃんと面会できるとのこと。
妻は自分の足で廊下奥の右手の部屋に入っていった。
帝王切開での出産
手術。大変だった。麻酔が痛かった。お腹の中から出てすぐなのか、体を拭いている時かはわからないけど、産声をあげた。体についている白い脂は全部拭き取らない。赤ちゃんを守る役割も担っているのだそうだ。
10:30 産まれた。
夫が保育器に入った赤ちゃんと会う。スタッフから説明を受ける。酸素濃度、脈拍、正常範囲。機械の上が酸素濃度で100が一番良いが93〜96あたりをうろうろする。下の数字が脈拍、170くらい。成人の倍以上あるんですよと説明受ける。
妻も手術は順調でこれからお腹を閉じる。赤ちゃんはこのまま6時間は保育器に入れた状態で様子を見るとのこと。赤ちゃんの父母のみは面会できるのでスタッフに声かけてくださいね。
ちなみに、このとき写真を撮ってもいいですよと言われる。今どきの病院は院内で携帯電話オンにしていても大丈夫なのね。
10:40 妻にすぐ会えるように新生児室前のラウンジに移動して待機するよう指示される。
10:47 執刀医の方らしき姿が見えたので多分帝王切開の手術終わった。
10:52 出血も多くなく、無事終わった、と執刀医から説明を受けた。あと10 分くらいでリカバリールームで面会できるとのこと。
産後、妻と面会。付き添い。妻の母が来る。
11:05 妻と夫面会。酸素吸入マスク、点滴刺さったまま。布団かけて安静な状態。マスクは 1 時間くらいで取る予定とのこと。
11:30 ご飯食べに夫は外へ。カツ丼食べる。
12:30 帰ってくると妻の口から酸素吸入マスクがとられていた。
13:00 本を取りに夫は一時外にでる。妻の寝ている側で待機の間、手持ち無沙汰の時間がありそうだったので。
14:00 夫は病院に戻って赤ちゃんの様子を見る。産後すぐ見た時は皮膚には赤黒さがあったが、引いて肌色になっていた。付着していた脂が、吸収されたのか拭き取られたのか、頭以外は見当たらなかった。へその緒が、一部付いているのに気がついた。
15:30 妻の母が面会にきた。産後直ぐの写真、4 時間後の動画と写真を見てもらった。16 時の診察後、ガラス張りの部屋の外から見られるそうなので見ていくとのこと。写真と動画撮っておいてよかった。胸が動いて呼吸がわかる、手足が少し動く、それだけでも嬉しい。
16:15 妻の母と保育器から出ている赤ちゃんを見た。一緒に並んでいる赤ちゃんの中では1番身長大きかった。
16:30 妻のベッドまで赤ちゃん連れてきてもらった。夫が抱えるか、妻と一緒に寝かせるか選べたが、最終的には妻の姿勢を変えて左腕に抱えるようにして寝かした。その方がゆっくり長い時間一緒に居られるのでよかった。
16:50 点滴交換。体液のバランスを整えるための点滴。薬は入っていない。
その後、妻は眠る。2時間ほど、本など読みながらときどき喋って付き添った。
19:00 明日も仕事だからと夫は帰った。
おわりに
妻は帝王切開が嫌だ、仰っていたそうですの。嫌な方法で産んだら赤ちゃんを可愛いと思えないかもしれないとさえも。
夫は初めて赤ちゃんを見たとき、うまく言葉では表現できない気持ちに、でも嫌な気持ちではなくてじわっとなにかが胸の奥から沸き上がってくるような感じだったそうですわ♪
今後お二人は、いえ、お三方はどのような人生を送るのかしら。またお話を聞かせてほしいと感じましたの。
次は
に続きます。
以上です。