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Linux

Mac から VirtualBox の CentOS 5.9 のすべてへ Samba からアクセスします♪

FTP 接続をし、FTP ソフトを使用してサーバにファイルを転送するのもよいですが、開発環境ですのでもっと気軽に Samba ですべてのディレクトリ・ファイルを操作できるようにしてみます。なお、公開サーバでは絶対に本投稿の設定をしないようにしてください。セキュリティが無い状態と全く等しくなってしまいます。

では、始めます♪

CentOS 事前準備、Samba インストールと設定

Samba を利用するのに必要なポートをあけます。

# Samba 接続に必要なポートをあける
iptables -A INPUT -p udp --dport 137 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p udp --dport 138 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p tcp --dport 139 -j ACCEPT
iptables -A INPUT -p tcp --dport 445 -j ACCEPT
# 設定をセーブ
iptables-save > /etc/sysconfig/iptables
# iptables を再起動してポリシー・ルールを適用
/etc/init.d/iptables restart
# 設定を確認
iptables -L

iptables の設定が次のように「udp dpt:netbios-ns 」「udp dpt:netbios-dgm」「tcp dpt:netbios-ssn 」「tcp dpt:microsoft-ds」が ACCEPT となっていれば OK です。

Chain INPUT (policy DROP)
target     prot opt source               destination        
ACCEPT     all  --  anywhere             anywhere            state RELATED,ESTABLISHED
ACCEPT     icmp --  anywhere             anywhere           
ACCEPT     all  --  anywhere             anywhere           
ACCEPT     tcp  --  anywhere             anywhere            tcp dpt:http
ACCEPT     tcp  --  anywhere             anywhere            tcp dpt:https
ACCEPT     tcp  --  anywhere             anywhere            tcp dpt:ssh
ACCEPT     udp  --  anywhere             anywhere            udp dpt:netbios-ns 
ACCEPT     udp  --  anywhere             anywhere            udp dpt:netbios-dgm
ACCEPT     tcp  --  anywhere             anywhere            tcp dpt:netbios-ssn 
ACCEPT     tcp  --  anywhere             anywhere            tcp dpt:microsoft-ds

Chain FORWARD (policy DROP)
target     prot opt source               destination        

Chain OUTPUT (policy ACCEPT)
target     prot opt source               destination

Samba をインストールし、バージョンを確認、自動起動設定します。

# インストール
yum install samba
# Samba バージョン確認
smbd -V
chkconfig smb on
chkconfig --list | grep smb

バージョンは「Version 3.0.33-3.39.el5_8」でした。最新版と比べると、随分と古いです><。

Samba 設定を編集します。

# Samba 設定
# バックアップ
cp -a /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf.org
# 設定ファイルの編集
# [global] ブロックの「security」アクセス制御を share に変更
# Samba で CentOS のすべての場所にアクセスできるような設定 [root] を追加する。
# 公開するサーバーでは絶対にこのような設定をしないこと。
vim /etc/samba/smb.conf

「security = share」とすることで、ユーザー名とパスワードを Samba に渡さなくても良いようにします。

        security = share

また、設定 [root] を追加して CentOS のすべての場所に root ユーザーとしてアクセスできるようにしています。今回、開発環境ですのでこのようにしましたが、公開するサーバでは絶対にこのような設定をしてはいけません。セキュリティが非常に低下します。

[root]
        comment = All
        path = /
        public = yes
        writable = yes
        force user = root

設定終了です。再起動します。。。今回の場合、そういえば Samba をインストールしてから一度も起動しておりませんでしたので再起動といっても、停止は失敗し、起動のみが行われました。

# Samba 再起動
/etc/init.d/smb restart

これで準備は全て整いました。

実際に Mac から VirtualBox の CentOS 5.9 へ接続

手順は次のようになります。前提として CentOS の IP アドレスは「192.168.56.111」とします。

  1. Finder を起動
  2. メニューの、移動 > サーバへ接続(command + K)
  3. サーバアドレス、smb://192.168.56.111/
  4. 「接続」

おわりに

次のページが参考になりました。Samba ははじめてでしたので、大変苦労いたしました。そして、大変助けになりました。ありがとうございます。

以上です。

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