iPhone の Safari で開いたページを Chrome で開くブックマークレット
javascript:location.href="googlechrome"+location.href.substring(4);
iPhone の Safari で開いたページを Sleipnir Mobile で開くブックマークレット
javascript:location.href="sleipnir"+location.href.substring(4);
仕組み概要
まずはじめに目に留まったのはこのご投稿でした。
iPhoneはデフォルトのブラウザを変更することはできないため、リンクをタップすると自動でSafariが開いてしまいます。
そんな時にこちらのブックマークレットを利用すれば、そのページをそのまま『Chrome』に移すことができちゃうのです！ 便利！
出典：これでメインブラウザに！ 無料ランキング1位ブラウザ『Chrome』を使い倒す3つの小技を紹介します – アップス!!!-iPhoneの小技やiOS系ニュースを配信
iPhone Chrome そのものを使い倒す！というより、Chrome と連携していろいろ便利に使おうぜっ！という感じでしたので残念ながら私の求めていた情報ではありませんでした。ですが、この引用した部分が目に留まったのです。
さて、わたくしは他にも iPhone の Sleipnir Mobile も使わせていただいております。ここで、ピーンときたのです。同じ方法で Sleipnir で開くようにできるのではないでしょうか？
やっぱり！よいページを見つけました。と思ったら、Sleipnir の公式ページでした。さすがです♪
shttp:// のように URL の先頭に “s” を付けて開くと、その URL を Sleipnir Mobile で開くことができます。また、先頭を sleipnir:// としても同じように開けます。
出典：【iPhone アプリ】他のアプリから Sleipnir Mobile を開こう (フェンリル | デベロッパーズブログ)
なるほど！たぶんですけど、アプリ側でブックマークレット用の仕組みを用意するのですね。
仕組みを具体的に解説します♪
よくよく比べてみると、両者で違うのは、ダブルクォート「”」に囲まれた部分、”googlechrome” と “sleipnir” だけです。そこ以外は両方とも同じ仕組みで動きます。
なお、今 Safari で開いているページの URL を仮に http://sample.com とします。
- javascript: これ以降に書いたものを、JavaScript として動かすよ！という宣言。
- location.href= 「=」以降に指定した URL にジャンプするよ！という意味。location.href に代入すると、ジャンプです。
- “googlechrome”+location.href.substring(4) これは難しいです。まず、location.href は今のページの URL をあらわします。URL に代入しない場合は、今のページです。
今のページの URL は http://sample.com です。となりますと、location.href.substring(4) は “http://sample.com”.substring(4) となります。
で、 substring() は引数の数字以降の文字列を取り出す、ただし引数のスタートは0という関数なので、指折り数えていくと h(←0)t(←1)t(←2)p(←3):(←4)//sample.com となります。
結果、”http://sample.com”.substring(4) は ://sample.com となります。 - 今までの結果を合わせると、こうなります。
javascript:location.href=”googlechrome”+location.href.substring(4);
↓
javascript:location.href=”googlechrome”+://sample.com;
↓
javascript:location.href=”googlechrome://sample.com”;
これでようやく、Google Chrome で sample.com ページを開くよ！となりました。お疲れ様でした♪ Sleipnir の場合も同様です。
それぞれのアプリ
おわりに
とりあえず Safari で開いてうんぬんかんぬんとか、なんだかごちゃごちゃしている感じがして、そうまでして Chrome や Sleipnir Mobile を使いたいのですか？と一瞬頭をよぎります。
一旦経由させて、なんて面倒くさいです、実際。でも、使いたいときがあるのです！だからこその、今回の投稿でした。