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コンピューター

【Git】お手軽にリモートリポジトリを作成し、使ってもらう手順

GitHub といったホスティングサービスや、自由に使える Linux サーバーが無い、そんな環境に遭遇いたしました。

この場合当然、便利なリモートリポジトリが使えません><。

ただし、リモートリポジトリ自体が使えないかと言われれば、まだ可能性はございます。

ファイルサーバがあれば、これをリモートリポジトリとして使用することが可能ですの!

今回、既存のローカルリポジトリからリモートリポジトリを立て、他のメンバーに使ってもらうところまでのやり方をノートいたします♪

git コマンドまとめ

# ローカルリポジトリから bare リポジトリを作成
# .git ディレクトリの1つ上のディレクトリに移動して実行すること
git clone --bare <local> <bare>.git

# origin という名前でリモートリポジトリを登録
git remote add origin <remote_repository_url>
# リモートリポジトリの内容を確認
git remote show origin

# リモートリポジトリを取得
git clone <remote_repository_url>

作業前の状況・計画

  • 既存のローカルリポジトリ: www
  • 作成するリモートリポジトリ: sample.git

ローカルリポジトリから bare リモートリポジトリを作る

$ # .git ディレクトリの1つ上のディレクトリに移動して、次の操作で bare リポジトリを作成
$ git clone --bare www sample.git
Cloning into bare repository 'sample.git'...
done.
$

bare リポジトリ sample.git が作成されたので、これをファイルサーバへ移動いたしました。

このとき、次のように考えました。

  • bare リポジトリを置くディレクトリ規則: git/sample.git
  • 実際に置いた場所: //172.17.0.111/git/sample.git

ローカルリポジトリと bare リモートリポジトリをつなぐ

$ # ローカル作業ディレクトリへ移動
$ cd www/
$
$ # origin という名前でリモートリポジトリを登録
$ git remote add origin //172.17.0.111/git/sample.git
$ # リモートリポジトリの内容を確認
$ git remote show origin
* remote origin
  Fetch URL: //172.17.0.111/git/sample.git
  Push  URL: //172.17.0.111/git/sample.git
  HEAD branch: master
  Remote branch:
    master new (next fetch will store in remotes/origin)
  Local ref configured for 'git push':
    master pushes to master (up to date)

$

別のメンバーに、ローカルリポジトリから登録した bare リモートリポジトリを使ってもらう

別メンバーの PC の、ウェブサーバードキュメントルートディレクトリの1つ上のディレクトリで作業を行います。

$ git clone //172.17.0.111/git/sample.git
Cloning into 'sample'...
done.
Checking out files: 100% (951/951), done.

$ # sample というディレクトリ名だと動かないため変更する。
$ # git clone したときのディレクトリ名は変更しても Git のバージョン管理には問題無し。
$ mv sample/ www/

おわりに

参考ページです。ありがとう存じます!やっぱりコマンドで詰まってしまいますの♪

以上です。

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