【VirtualBox】VPS 申込時と同等の開発環境を構築する 3 つのポイント♪ | oki2a24 ではポイント重点でしたので、今回は実際に環境を作ってみたいと思います。ポイントを改めて挙げます。
- 【VirtualBox 本体の設定】Oracle VM VirtualBox マネージャー > 環境設定 > ネットワーク > アダプターの一覧から選択して(今回は vboxnet0)「ホストオンリーネットワークを編集」
IPv4 アドレス、IPv4 ネットマスク、をメモしておく - 【VirtualBox 本体の設定】「DHCP サーバー」タブを開いて、「サーバーを有効化」にチェック入れない
- 【仮想マシンの設定】仮想マシン > 設定 > ネットワーク >ネットワーク > アダプター 2
「ネットワークアダプターを有効化」にチェック
割り当てに「ホストオンリーアダプター」を設定 - 【CentOS 5.9 インストール時】ネットワークデバイス
eth1 「起動時にアクティブ」にチェック
eth1 「編集」で、IPv4 の IP アドレス、プレフィックス(ネットマスク)を設定
前提として次のような状態とします。
- VirtualBox 4.2.10 インストール済み
- CentOS 5.9 ISO ファイルダウンロード済み
ちなみに、13インチ MacBook Pro Retina です。
では、いざ♪
仮想マシンの作成
簡単です。「名前」を入れましたらあとは基本的になにも考えずに次へ次へ進むだけです。
「Oracle VM VirtualBox マネージャー」から「新規」
「名前」に「CentOS3」、「タイプ」は「Linux」、「バージョン 」は「Red Hat」として「続ける」
メモリーサイズ、そのままにして「続ける」
ハードドライブ、そのまま「作成」
ハードドライブのファイルタイプ、「VDI」のまま「続ける」
物理ハードドライブにあるストレージ、「可変サイズ」のまま「続ける」
ファイルの場所とサイズ、そのままにして「作成」
仮想マシン設定
「CentOS3」を選択して「設定」
「ネットワーク」 > 「アダプター1」、「ネットワークアダプターを有効化」にチェックが有ること、「割り当て」が「NAT」であることを確認
「ネットワーク」 > 「アダプター2」、「ネットワークアダプターを有効化」にチェックし、「割り当て」に「ホストオンリーアダプター」を選択し、「OK」。「名前」に表示される項目を覚えておきます。今回は「vboxnet0」
仮想マシンに CentOS 5.9 をインストール
慣れてきますとマウスを使うよりも、「tab キー」「矢印キー」「スペース」などキーボードを使うほうが楽です。
「CentOS3」を選択して「起動」
「Select start-up disk」で CentOS 5.9 ISO ファイルを選択(CentOS-5.9-i386-bin-DVD-1of2.iso)し、「Start」
CentOS-5、「Enter キー」
Welcome to CentOS、「Skip」
GUI の CentOS、「Next」
language、「Japanese (日本語)」を選択し、「Next」
キーボード、「日本語」が選択されていることを確認し、「Next」
警告、「はい」
ハードドライブのパーティション設定、「次」
警告、「はい」
ネットワークデバイス、「eth1」の「起動時にアクティブ」にチェックし「編集」
ここで、IP アドレスを決定するためにいったん横道に逸れます。
「Oracle VM VirtualBox マネージャー」の「環境設定」 > 「ネットワーク」
仮想マシン設定の段落でメモした「ホストオンリーアダプター」の「名前」に表示された「vboxnet0」を選択、「ホストオンリーネットワークを編集」
「アダプター」の「IPv4 アドレス」を見ます。今回は「192.168.56.1」この値から仮想マシンの IP アドレスを決定します。左の 3 つは固定で最後の 1 つを 101 〜 254 から選択して IP アドレスを決めればよく、今回は「192.168.56.113」と決めました。また、IPv4 ネットマスクの値をメモしておきます。
それから「DHCP サーバー」で「サーバーを有効化」にチェックが入っていないことを確認し「OK」
CentOS のインストールに戻って、「IPv4 サポートを有効にする」にチェック、手動設定を選択し「IP アドレス」に先ほど決めた「192.168.56.113」、「プレフィックス(ネットマスク)」に先ほどメモした「255.255.255.0」を入力し、「OK」
ネットワークデバイス、「次」
地域、「アジア/東京」を選択、「システムクロックで UTC を使用」にチェック、「次」
root ユーザーのパスワード、「Root パスワード」と「確認」に同じテキストを入力し、「次」
システムにサポートさせる追加タスク、「Desktop – Gnome」のチェックを外し、全てのチェックが外れていることを確認。「今すぐカスタマイズする」を選択し、「次」
カスタマイズ、「ベースシステム」 > 「ベース」、「言語」 > 「日本語のサポート」のみをチェックし、「次」
インストールの開始、「次」
インストールが完了しました。「再起動」(メディア取り出しは不要)
Setup Agent、「Exit」
「localhost login: 」が表示されたら完了
ターミナルから仮想マシンへ ssh 接続
ターミナルで「ssh root@192.168.56.113」、「yes」とタイプし enter キー、「root@192.168.56.113’s password: 」と表示されたらパスワードを入力し enter キー。
おわりに
今回の投稿、マシンのスペックにも寄りますけれども、慣れれば 10 分もかからずに完了することができます。わたくしの 13インチ MacBook Pro Retina なら、充分なスペードです。
わたくしは VirtualBox で開発環境を立てようと思いましたら、スナップショットからよりもゼロから作ってしまうほうが好きです。
スナップショットあまり使っていないだけということかもしれませんが、スナップショットにどのようなパッケージが入っていたのでしょうか?と思い出すのが苦痛なのですね、きっと。
そのようなわけで、ぱぱっと VirtualBox で CentOS 5.9 で IP アドレスを与えて ssh 接続できるようにして、ぱぱっとローカル開発環境を作る手順をノートいたしました。
なお、このようにぱぱっとローカル開発環境を立てては消して、立てては上書きして、と繰り返しておりますと、ターミナルで ssh 接続するときに ワーニングが出て接続が確立できない時がございます。この場合は次の投稿で解決できます♪
これで、VPS を契約した直後のサーバの状態を手に入れられました。あとは、ここから普通に LAMP でウェブサーバを立てるのもよし、へんなパッケージを入れるのもよし、ぐちゃぐちゃにするのもよし、めちゃくちゃにするのもよし、なんでも実験し放題です♪
わたくしは、一度「rm -rf /」をやってみたいのですが、、、試したことはございません♪
以上です。
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