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【Excel VBA】ワークシートの入力内容をすべて削除してリセットするコード♪

ポイント

  • Range.Clear メソッドは次のメソッドの内容を含む。
    • Range.ClearComments メソッド → コメント
    • Range.ClearNotes メソッド → コメント
    • Range.ClearContents メソッド → 値と数式
    • Range.ClearFormats メソッド → 書式 (色や罫線、条件付き書式など)
    • Range.ClearOutline メソッド → ハイパーリンク
  • Range.ClearNotes メソッドと Range.ClearContents メソッドの処理は同じで、コメント削除 (詳細な検証はしていない)
  • リセット対象のワークシートをアクティブにする必要はない。
  • Range.Value = "" でもリセットが可能。ただし、Range.ClearContents メソッドならば計算式も更新される一方、Range.Value = "" は対象 Range を参照している計算式が更新されない。そのため、基本的に Range.ClearContents メソッドを使うのがよい。

準備

ワークシート “Sheet1” に次の内容を書き込んだセルを用意する。

  • 文字列
  • 太字の書式付きセル
  • コメント付きセル
  • 罫線つきセル
  • ハイパーリンク付きセル
  • テキストボックス
  • 図形
  • 画像

これらをすべて VBA からまっさらに削除してリセットいたします♪

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【Excel VBA】ワークシートに入力したマスタデータを VBA から簡単に利用できるようにしたクラスのコード!

追記。改善版を作りました♪こちらのコードの方がすっきりとしております。


エクセルワークシートにマスタデータを表現いたしました。

これを、VBA に取り込んで、VBA の他のコードから呼び出して検索して値を返すクラスを作りたいですの!

そのようにすることで、エクセルのワークシートから値を取得して何かの関数で絞り込んで、、、などと意識することなくマスタデータを取り出せるようにいたします♪

ポイント

  • マスタデータをユーザ定義型の Collection で扱おうと考えたが使えなかった
  • そこでクラス内にマスタの項目をプロパティとして定義する。そして自分自身のクラスをインスタンス化してマスタデータをプロパティに設定することでデータを扱えるようにする。
  • 自分自身のクラスには、データ構造以外に関数も含まれる。
  • 本来であれば構造を扱うクラス、処理を扱うクラスに分けるべき。
  • しかし、VBA にはクラス宣言のコードがないため、1つのファイルに両方を持たせるためにこれらを混在させた。
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【Excel VBA】「実行時エラー ‘1004’: Range クラスの Select メソッドが失敗しました。」への対処!

エラー再現手順

  1. Sheet2 を表示
  2. 標準モジュールで VBA を実行
  3. Worksheets(“Sheet1”).Range(“A1”).Select で次のエラー発生

実行時エラー ‘1004’: Range クラスの Select メソッドが失敗しました。

エラー再現エクセル・VBA コード

  • エクセルにシートを2つ用意する。「Sheet1」「Sheet2」
  • VBA では、標準モジュールを挿入してそこにコードを書く。
    Option Explicit
    
    Sub Test()
        Worksheets("Sheet1").Range("A1").Select
    End Sub
    

修正 VBA コード

  • Worksheets.Activate メソッドを Select の前に実行すればよい。
Option Explicit

Sub Test()
    Worksheets("Sheet1").Activate
    Worksheets("Sheet1").Range("A1").Select
End Sub
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【Excel VBA】文字列の Date 型への変換判定、変換、年月日時分秒の取り出しコード♪

ポイント

  • 年月日を指定せずに時分秒のみを文字列指定した場合に Date へ変換すると、年: 1899、月: 12、日: 30、となる。
  • day 関数のみ、なぜか小文字からはじまる。

VBA コード

Option Explicit

Sub test()
  Dim s As String
  s = "2015/11/23 16:43"

  ' Date 型への変換判定
  Debug.Print IsDate(s)

  ' Date 型への変換
  Dim d As Date
  d = CDate(s)

  ' Date から年月日時分秒の取り出し
  Debug.Print Year(d)
  Debug.Print Month(d)
  Debug.Print day(d)
  Debug.Print Hour(d)
  Debug.Print Minute(d)
  Debug.Print Second(d)
End Sub
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【Excel VBA】重複しないリスト作成や、要素が 1 種類のみかどうかを判定するコード!

重複なしのリストは、VBA の辞書オブジェクトの Key を使用することで実現可能ですの!

今回はそのコードを書くときに使えるテクニックですわ♪

応用すれば、要素が 1 種類のみかどうかを判定するチェックにも使ますわね。

ポイント

  • objDictionary.Add Key:=keyValue, item:=itemValue という形だと、Key が重複した場合に実行時エラーとなる。
    「実行時エラー ‘457’ このキーは既にこのコレクションの要素に割り当てられています。」
  • このエラーを避けるには、objDictionary.Exists(keyValue) で重複チェックが必要。
  • objDictionary(keyValue) = itemValue と書けば、既存のキーであっても上書きするのでエラーとならない。
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【Excel VBA】配列やコレクションの定数クラスを用意するコード♪

追記。改善版を投稿しました!抽象度を上げ、よりシンプルになりましたの♪


ポイント

  • 標準モジュールでは、Const は定義できるが、Const で配列を定義できない。
  • クラスモジュールでは、Const を定義できないが、コンストラクタで値をセットしてゲッターから取り出すようにすることで Const のような配列を定義できる。
  • したがって、様々なパターンの定数を網羅するには、標準モジュールで 1 つ、クラスモジュールで 1 つの、合計 2 つの定数用ファイルを用意する必要がある。
  • Excel 2013 で試した。
  • ファイル名に「Const」が使用できないことを考慮し、「ConstM」「CstM」や、「ConstC」「CstC」といったファイル名を付けると良いのではないかと思う。

経緯

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【Excel VBA】現在年月日時分秒文字列を yyyyMMddHHmmss 形式で得るコード♪

ポイント・気がついたこと

  • yyyy → 4桁の年
  • mm → 2桁の月
  • dd → 2桁の日にち
  • hh → 2桁の時
  • nn → 2桁の分
  • ss → 2桁の秒
  • Excel 2013 で試したが、yyyyMMddHHmmss、yyyymmddhhmmss、の結果が同じだった。最初の MM は月で、次の mm は時間。大文字小文字が変わっても、月と時間が正しく表示された。なぜ?

VBA コード

Sub Test()
    Dim strNow As String
    strNow = Format(Now, "yyyymmddhhnnss")
    Debug.Print strNow
End Sub
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【Excel VBA】特定の ActiveWorkbook.Names (Names オブジェクト) を削除するコード!

の派生版ですの!

引数に Names オブジェクトの一部を渡すと、その文字列を含む Names オブジェクトをすべて削除するプロシージャを書きましたのでノートいたします♪

ActiveWorkbook.Names のポイント

  • Names オブジェクトは、セルやセル範囲に付けられる名前を指す。
  • Excel 2013 では、数式 > 名前の管理、で開いたウインドウの「名前」にあたる。
  • ActiveWorkbook.Names(1).Delete や ActiveWorkbook.Names(“名前”).Delete で削除可能
  • 名前指定で削除する場合は、シート名を含めないと一致せず、その結果削除できない場合があるので注意。
  • シート名を含めた Names オブジェクトの Name プロパティは、「シート名!名前」というフォーマットで格納されている。
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【Excel VBA】Range の情報を取得する方法整理!

ポイント

  • フィルタ結果が飛び地(歯抜け、複数のセル領域)となり、その可視部分を Range として取得した場合、複雑な結果が得られる。
  • 飛び地可視部分を取得したコードは Range.SpecialCells(xlCellTypeVisible)
  • 飛び地のセルを Range に含めた場合、それぞれのセル範囲の Range が作られる。
  • 飛び地は Areas プロパティの中に含まれるようになる。
  • Range のプロパティメンバとして Areas があり、Areas のプロパティメンバとして飛び地の Range が含まれる。
  • Areas 内の Range のインデックスは 1 から始まる。
  • 飛び地の Range の数は Areas.Count で取得できる。
  • 飛び地の Range は Range.Areas(n) で取得できる。
  • Union 関数を使用して複数の Range を統合した変数は、フィルタ結果が飛び地の可視部分の Range を取得した時の構造と同じ。

以上のことに気がついたわけですけれども、それを学習できたコードを残しておきますの♪

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【Excel VBA】イテレータを作って、列の選択肢を順番に選んでフィルタをかけるコード

ポイント

Iterator クラスでは、もれなく反復するために、最低次の機能があればよい。

  • HasNext 関数を用意し、次の要素があるかを判定できる機能
  • Next 関数を用意し、次の要素を取得できる機能