カテゴリー
コンピューター 文化

📖 読書感想文『プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」』(KADOKAWA)木部智之 https://amzn.to/4d7NuYm

本を読む前に調べたこと、知ったこと、本に期待すること

「炎上」するプロジェクトの特徴と解決法は? PM界きってのトラブルシューターに学ぶ“火消し術” – ミーツキャリアbyマイナビ転職

「炎上プロジェクトは、平和なプロジェクトの延長線上にある」 ということです。「炎上」と聞くと「超トラブル」みたいな印象を受けるかもしれませんが、どんなプロジェクトであってもその過程では絶対に“なんかある”じゃないですか。

炎上につながるきっかけ、臭い不吉な感じ、などなどがあると役に立ちそう。期待している.

https://www.google.com/search?q=プロジェクトのトラブル解決大全+小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」

【感想・ネタバレ】プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」のレビュー – 漫画・ラノベ(小説)・無料試し読みなら、電子書籍・コミックストア ブックライブ

具体的で分量の多いレビューが多い。期待できそう。

内容の7割はトラブル時に限らず、通常のプロジェクト管理でも実施するべきことなので、炎上案件に関係なく参考になる内容。

炎上していないプロジェクトに役立つ情報を知っていきたい。

炎上の大きさ、程度に応じた対処法が載っていると嬉しい。

書評「プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」|ぶてぃ@活字中毒の🐖

生々しい。リアルだ。。。

他に、事前に読んで心に引っかかった関連ページ。

以上のことから、次の点を意識して読書していくことを心がける。

  • 普段のプロジェクト(炎上していない平和な状態なプロジェクト)運営に活かせることはあるか?それは何か?
  • 炎上の兆し、予防方法について記されているか?その内容は?

本(物理)を手に取っての印象

思ったよりも、本が小さい。数えてみたら、250ページ程度だった。本を開いてみたら思ったよりも、文字が大きい。予想よりも早く読み終わるかもしれない。

読書感想メモ

自分の言葉と本で使われる言葉のギャップ

  • 炎上プロジェクト → トラブルプロジェクト
  • 兆し → 火種

P32 02 最初に読み込むべき「重要資料4点セット

トラブルプロジェクトではないプロジェクトで活かしたいことを探した。

トラブルプロジェクトで最初に探すもの4つあったと思うが、それを通常のプロジェクトで用意しておくのが良いと感じた。本を閉じて思い出してみる。。。

  • プロジェクト憲章的なもの → 「 プロジェクト計画書」だった。
  • 体制図 → 合ってた。
  • あと2つは忘れた → 「 課題管理表」「 進捗報告資料」だった。

これらはシステムや技術、技法に関わるものと言うよりも、人間、コミュニケーション、チームに関わるものだった。トラブルプロジェクトは人間によって引き起こされるのだから、人間に関するものに注目するのは合点がいった。

プロジェクト憲章的なものをなぜ別の本 (前に読んだ 『10歳からのプロジェクトマネジメント』伊藤大輔) で大事なのか、わざわざ2ページも割いて取り上げていたのかがわからなかった。しかしこちらの本を読んでみて、まず当たる資料としてプロジェクトの目的背景といったものを押さえておくというところでプロジェクト憲章を思い出した。

体制図は大事なのは頭ではわかっていた。しかし本当にこれが必要になる時が来るのかなあと言う感情でいた。プロジェクトに参加するときに、直接関わりのないステークホルダーも含めての体制を理解する必要があるのか疑問だった。この本を読んでみて、トラブルプロジェクトに備えるという意味では確かにあったほうがいいなぁと思った。

P160 48. イヤでも締め切りを守らせる「報告と質問」

「仕事の未着手の時間が長いと非効率が発生する」→「頭の中にずっとその仕事のことがあるので」→「並行数が増えるほど、プロジェクト全体としては生産性が落ちていってしまう」

「 期限を守る動機は2つだけ」「 1つは、プロとして期限には必ず仕上げる、というモチベーション。 もう1つは、期限を過ぎると怒られるから、遅れないようにやろうと言う気持ちです。」

  • 締め切りの前にいくつか状況報告をする日時を決めておく。
  • 締め切りが守れないと分かった時点で報告すると言うルールにする。

以上、引用切り貼り。以下、思ったこと。

後者であることを許容しながら、ベースであると認める。そうでありつつ前者になっていくことを目指すというのが、自分自身とっても周りにとってもチームにとっても理想的なのではないだろうか。

p172 54. PDCAは円ではなく「マトリクス式」で実践する

PDCAで重要なのは、Plan と Do に対してそれぞれチェックすることです。

第8章 クロージング

炎上プロジェクトの終わりが見えた時や、終わった時、終わった後の時にどうゆう風に振る舞うと良いのかが書かれている。という事は、著者はこのタイミングでも、失敗を数々してきたということなのだろうか。

邪推はともかく、終盤においては、具体的なテクニックと言うよりも、その後の人間関係やキャリア仕事につなげる時に注意することについて書かれていると思った。

自分も仕事もプロジェクトもキャリアも終わらない。続いていく。そういうことを見据えての記述だと思う。良いと思う。そして炎上プロジェクトへのジョインが続いていくのか?

おわりに

結構昭和感というか、古い感じがする。別の言葉で言い換えると無理な状況で頑張る、なんとかする、根性ーーーー!が大事であると謳い、この状況にもっていくための考え方やテクニックが記されていると感じた。そのようなものとして受け取ると、活かせる点がいくつもあると思った。

避難訓練やサバイバルの訓練をし、それを日常生活でも生かす。そんな使い方がぴったりなんじゃないかなと思う。もちろん実際の避難やサバイバルの時でも役に立つ。

以上です。

コメントを残す