「VPS 申込時」というのは、次の状態を想定しています。
- Linux の OS がインストールされた直後
- IP アドレスが割り当てられている
- CUI 環境で、ssh でアクセスできる
このような環境をぱっと作りたいことが、よくあります。そうすればたとえば、本ブログと同様の開発環境を VirtualBox で作成して、安全に革新的なカスタマイズを自由に行うといったことが簡単にできるようになります。
わたくし、大分慣れてきましたので今回は上記ポイントを満たす VirtualBox 開発環境を立てるポイント 3 つをまとめます。
point 1 VirtualBox 本体の設定
- Oracle VM VirtualBox マネージャー > 環境設定 > ネットワーク > アダプターの一覧から選択して(今回は vboxnet0)「ホストオンリーネットワークを編集」
IPv4 アドレス、IPv4 ネットマスク、をメモしておく(上図の枠線部分) - 「DHCP サーバー」タブを開いて、「サーバーを有効化」にチェック入れない
メモした IPv4 アドレスをもとにこれからインストールする仮想マシンの IP アドレスを決めます。
「192.168.56.1」ですので、仮想マシンの IP アドレスを「192.168.56.113」とします。なお、指定できる範囲は確か「192.168.56.101」〜「192.168.56.254」であったと思います。なぜこの範囲であるのかは、勉強不足でうまく説明出来ません><。
point 2 仮想マシンの設定
- 仮想マシン > 設定 > ネットワーク >ネットワーク > アダプター 2
「ネットワークアダプターを有効化」にチェック
割り当てに「ホストオンリーアダプター」を設定
なお、割り当てでホストオンリーアダプターを選択した時、「名前」が Oracle VM VirtualBox マネージャーの環境設定で選択した「vboxnet0」となっていることが大事です。
つまり、VirtualBox マネージャーの環境設定のアダプター「vboxnet0」と仮想マシン設定アダプター2が対応するようにしています。
point 3 CentOS 5.9 インストール時のネットワークデバイス設定
- ネットワークデバイス
eth1 「起動時にアクティブ」にチェック
eth1 「編集」で、IPv4 の IP アドレス、プレフィックス(ネットマスク)を設定
「eth1」は仮想マシン設定の「アダプター2」と対応します。 それで、CentOS 5.9 インストール時に eth1 の設定を行なっています。
この eth1 に設定するのは、point 1 で決めた接続用の IP アドレスです。
おわりに
3つのポイントは全てつながっています。このつながりが意識できれば、応用が効くようになると思いますので、今回まとめました。
なお今回の投稿は、以前の次の投稿の VirtualBox への CentOS 5.9 インストール部分のポイントを考えたものになります。
以上です。